●235 待春 たいしゅん(まつはる) 〇みやまのゆきはきえねども

 表題:待春
 読み:たいしゅん(まつはる)

 収録:(A)童謠唱歌名曲全集 第3巻 田村虎蔵他編 京文社 1931(S.6).12.20=初 ◎Copy=(K33)
    (B)音樂新樂譜 291 音樂社 1925(T.15).1 ◎Copy=(Z7)
    (C)唱歌ペイジェントの研究 大明堂書店 1934(S.9).5.12=初 ◎Copy=(K52)未

 記譜:(A)(C)単声(伴奏付き) ハ長調 4/4 (B)伴奏なし

 インチピット:ソミドレミレ|ソラソミ|ドラドソミ|ソ

 曲:山本正夫(1880-1943)
 詞:犬童球渓 ※1932(S.7).2作詞 疑問

 ※音樂新樂譜 281 音樂社 1925(T.14.5) =「春を惜む」は「四季」の惜春と同じ曲(Temple)! words by S.Kendow
 ただし一部歌詞違い


[詞] ※童謠唱歌名曲全集 第3巻より (B)は一部漢字&送り違い

1.深山(みやま)の雪は消えねども 軒端の梅はほゝゑみぬ
  汝(なれ)をば待てるはわれのみか とくとくいそげ春よ春よ

2.池の氷はとけねども 岸邊の葦は角(つの)ぐみぬ
  汝(いまし)を待てるは人のみか とくとくいそげ春よ春よ

  ※(汝=いまし)は古い言葉

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